大阪芸術大学の卒業製作作品として作られた『シェアリング』の清水艶監督。田舎から都会に出た二人の少女がすれ違い、またお互いの友情を確認するという映画です。撮影の準備段階や裏話についてのお話をお聞きしました。

清水艶監督 山崎都世子監督 佐々木育野監督

19歳の時に撮影された『パンとキリスト』の山崎都世子監督と『或る山』の佐々木育野監督の登場です。『パンとキリスト』は当時ビジュアル・アーツ専門学校で天王寺をルポするという課題で、大阪救霊会館を知り、パンを求める人なのか、キリストを求める人なのかということをドキュメントした作品という事です。『或る山』は長野県と岐阜県の間にある霊峰御嶽山の山小屋についてのドキュメンタリー、監督自らがその山小屋で働いて3年越しで撮影をした作品です。







PLANET+1で行なわれた「1分映像対決」の為に製作された『ボンレスハム』の今井いおり監督と『それは連鎖のごとく』の谷口譲監督。恋人同士の付き合いにおける男女間の秘密を表現したかったという谷口監督。このストーリーに扱われた鎖の話は、実際ドイツで起った話をモチーフにしているということです。

今井いおり監督 谷口譲監督






大阪芸術大学の卒業製作作品として撮られた『chain』の加治屋彰人監督の登場です。現代の社会に起る問題をテーマに撮られた作品の意図をお伺いすると、社会で起る事件を他人事だと思って生活している人々の想像力の欠如に対して実感を伝えたいということをお話いただきました。監督自身、学童保育で働いていた時に階上に住んでいた男性が包丁を持って怒鳴り込んで来た経験がこの映画の発端にあったようです。

加治屋彰人監督






『古屋の次第』の加藤秀仁監督の再登場。本日は製作現場についてお聞きしました。2年前の2月から4月に賭けておよそ2ヶ月間、南大阪の大阪芸術大学周辺で撮影されたようで、1シーンは琵琶湖での撮影だったようです。その理由をお聞きすると、火の許可が大阪では下りず、さらに対岸に街の灯がストーリー上必要だったそうです。

加藤秀仁監督 松本庵路監督

昨年の夏前にPLANET+1でも公開した『KAMACHOP』の松本庵路監督が東京から参戦です。松本監督も参加する「革命トマト」が自分たちで映画を作り上げようと企画した長編です。ニューヨークで「日本映画グランプリ」という映画祭で上映した話や、監督自身が演出として参加しLAで撮影された映画の話。そして『KAMACHOP』のパート2の話をお聞きしました。近日撮影にかかるということです。







シネ・ドライヴ期間で再び多忙な1日でした。
おおさかシネマ・フェスティバルでは 『おそいひと』の柴田剛監督が新人監督賞を受賞、そして『背骨のパトス』で松岡奈緒美監督がインディペンデント映画賞を受賞したのです。ちなみに昨年のインディペンデント映画賞は『童貞。をプロデュース』の松江哲明監督(3/31に来場!@フラミンゴジ アルーシャ)。他の受賞者には藤田まこと、木村多江、渋谷天外、尾野真千子、月船さらら、そしてなんと特別賞が浜村淳! 松岡監督はそうそうたるメンバーに押され気味の挨拶でしたが、後の立食パーティでは旧友でもある尾野真千子さんらと歓談。柴田監督は舞台では暴走ぎみでしたがパーティでもやはり暴走! しかしひるがえってその後、フラミンゴジ アルーシャでの『背骨のパトス』の上映では松岡さんは落ち着いて自分のペースで話していらっしゃいました。一方の柴田監督は爆音上映『おそいひと』には満足でしたが上映後のトークが遅く、朝早かったためかななり、珍しくダウナートークでした。

おおさかシネマフェスティバル フラミンゴ・ジ・アルーシャ

島根県の伝統芸能神楽をテーマに撮影された『さくら』の山崎都世子さんの登場です。『紅葉』の山崎樹一郎監督しかり、地方で撮影するということをお聞きすると地元の人達のバックアップのすごさというものを実感せずにはいられません。この作品は地元島根で上映した際、1日2回上映で千人方々に見ていただいたそうです。この作品に登場する桜の木はこの撮影後切り倒されて、もうこの映像でしかみることができないということです。

山崎都世子監督 伊藤綾さん、 藤本亜弥監督 柴田剛監督

大阪美術専門学校を卒業して「おんなのこ映画祭」をされている藤本亜弥監督と藤本監督の作品『マリィ』の主演をされている伊藤綾さんに来場いただきました。この作品は初の劇映画らしく、それまではイメージ映像を中心とした作品づくりをされていたということです。
伊藤さんもビジュアルアーツ専門学校出身で映像をやりながら知り合いの作品にも役者として出演されているようです。

おおさかシネマ・フェスティバルの授賞式での様子を興奮して話す柴田剛監督。シネ・トライヴはもともとこの柴田剛監督や大阪芸術大学での同期生でもある山下敦弘監督たちが中心となって始ったもので、その当時の状況、この『NN891102』と山下監督の『どんてん生活』が大阪十三の第七藝術劇場からはじまり、ぴあフィルムフェスティバルに特別ゲストとして呼ばれるまでを話していただきました。
トーク終了後、柴田監督はフラミンゴ・ジ・アルーシャでの『おそいひと』のへと向かわれました。







今日の舞台挨拶には、大野将志監督の他に、主演を務めたすねおがあるさんにもお越し頂きました。
今回は、本作品の現場に1日だけお手伝いをしに行ったという、ヌ−ヴォの映写をしている谷口譲さん(シネ・ドライヴに自身の作品も出品しています)に進行役をして頂きました。結婚を機に、この作品を作ろうと思ったという大野監督。思った以上に撮影部隊が大きくなり、今までやってきた少人数での撮影と同じやり方ではいけないと思い、色々と工夫しながら撮影に臨んだそうです。たくさんの人と関わりながら作ることはしんどい部分もあるけれど?強になる事ばかりだったと語って下さいました。一方すねおがあるさんも、監督の(いい意味で)あまり細かいことを言わず、役者に委ねてくれる演出のおかげで、自分で考え、のびのび演じることが出来たそうです。それに対し監督も「あれもこれもって事細かく役者さんに指示するのではなく、役者さんに自分で考えて演じてもらう方が自然な演技になる事が多いので、自分の演出はそうゆう風にしています」と、ご自身の演出法もきちんと確立されているという 事が伝わってきました。次回作の構想もあるそうで、今まで作ってきたコメディタッチの作風と真逆の、重い内容にチャレンジしてみようと思っているそうです。次回作が楽しみな大野監督でした

すねおがあるさん、大野将志監督
谷口譲監督(右)
CBR-A諸監督 CBR-B諸監督

CBR-Aプログラム、CBR−Bプログラムの監督にご来場いただきました。
CBRの作品群は月イチ金曜会という自主映画の交流会での企画から生まれた作品なのですが、各監督さんたちに作る過程での制約の一つでもあった抽選でひいた「主題」をどう作品の中でクリアしていこうとしたのかを中心にお話しました。
主題をどのように理解して作品を制作したのかが個々の監督によって異なり、同じ制約がある中でも監督によって違いがやはり出てくるのだなと興味深くお話をお伺いしました。初監督の監督の方もおり、企画に参加してみて気づいた点や成長した点をお伺いできました。

横田丈実監督 田島基博監督

聾唖者と健聴者の劇団、「大仏も笑う会」出演の『月光』を撮られた横田丈実監督。はじめは月光のピアノ曲をつけることを考えたらしいのですが、聾唖者と健聴者が違う受け方になってしうということで完全なサイレントにされたそうです。
ニュー・シネマ・ワークショップに参加して、『クローズ』の現場を経て、『シルエット』を撮られた田島基博監督。撮影は1人でされたらしく、夜の撮影のあと役者の送りまで自分でという過酷な撮影ということを話されました。サイレントにしたのはチャップリンの影響で、音楽にこだわったものです。