

映画美学校でから生まれた《美学校映画祭》、そして「シネトライブ/月イチ金曜会」から生まれた短編集。こうした学校やワークショップを背景にしながら映画は“自由”だという幻想から距離をとり、あるルール、「掟」にしたがった映画製作は最も重要である。それはそれぞれの狭い世界観を破壊し、作り手が思ってもみなかった才能を発見することも多い。またこうしたオムニバスがきっかけで映画製作を開始し長編に挑戦する作り手も多数いるだろう。
東京の映画美学校では講師を務める万田邦敏監督(『接吻』)と若き才能たちが仏教の“十の善き戒め”をテーマにした企画。すでに頭角を現しつつある才能を含んだ11人の若手が10分の作品を監督した。一方、大阪では一昨年から毎月第3金曜日の夜にカフェ(PLANET+1の1階「太陽ノ塔」)で映画好きから若き映画製作志望者、そして俳優も含めてテーマを決めて集まってきた中から「映像だけで物語を語る」手法としてのサイレント10分(1巻もの)映画へと回帰してみるという試み《シネマトグラフ・バトル・ロワイヤル:通称CBR企画》が発足昨年10月からカメラを触ったこともない方を含め3ケ月で13本の作品が完成したばかりだ。オムニバスはお祭りでありながら闘いの場にもなるだろう。
  
《映画美学校映画祭より『十善戒』2006/SV/115min》
 
  
《シネマトグラフ・バトル・ロワイヤル/CBR企画》A 各作品(2009/DV(4:3)/10min/サイレント)
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「刺繍」 キーワード【刺繍】
監督:西野テツ
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「赤い本の人」 キーワード【髭】
監督:横田蕗子
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「ポンの氾濫」 キーワード【発信】
監督:佐藤麻衣子
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「ランナウェイwith エンジェル」 キーワード【走る】
監督:山口文秀
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「注文の多い料理店」 キーワード【カメラ】
監督:イヌイエイジ
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シネマトグラフ・バトル・ロワイヤル/CBR企画》B 各作品(2009/DV(4:3)/10min/サイレント)
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「Living, Loving, Dancing」 キーワード【皮膚】
監督:佐藤圭一
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「めかくし」 キーワード【投げる】
監督:植田愛美
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「姉がめがねを外すとき」 キーワード【レンズ】
監督:杉崎白依
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「怪盗ジョー&悪魔の仮面」 キーワード【盗む】
監督:横田穣
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「太陽と風に叛いて」 キーワード【風】
監督:唐津正樹
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「怪獣失格」 キーワード【帽子】
監督:浅雄望
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