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前回の監督コースの2分間映像を、富岡邦彦プロデューサーが観る。
富岡氏は、70年代〜現在の映画史/自主映画史を、観る/つくるの両面で縦横断してきた。映画少年であった時期を経てとにかく映画を観続け、大学時代より映画制作に進む。黒沢清監督作『地獄の警備員』、TV作品などで脚本を務めた。その後、大阪に拠点を移して、熊切和嘉、山下敦弘をはじめとする映画監督の学生時代の作品を世に紹介し、プロデューサーを務めることとなる。
「みなの映像は、大体19世紀以降の映像なんだよな。」(富岡氏)
「動いているものを撮ってみようと思った」とする前田憲宏さんの作品を、まあリュミエールだよな、と言い「とにかく涼しいものが撮りたかった」とする山口文秀さんの作品を、「これが何を撮ろうとしているかというと、色だ。
映画に色があるというのを前提で撮っているよな」と語る。その中で、カメラがじっと動かずにある風景を押さえていたが、「光の誘惑に負けてカメラを上げてしまった」とする戸田光啓さんの作品に注目した。これだけちょっと違う方向に行こうとしている、と富岡氏は笑った。
監督コースの映画作品を、映画史のいずれにあたるものなのかを富岡氏は語り、スペクタクルの時代/物語の時代/キャラクターの時代/空間と記憶、印象の時代 と独自の映画史論で区切りをつけ、映像素材を見せながら講義を行った。
その中で、客席に参加していた信國輝彦講師(俳優)は、グリフィス『散りゆく花』のリリアン・ギッシュに衝撃を受けたそうだ。
リュミエールの紹介に始まり、フリッツ・ラングあたりまでを解説した後、「映画史全体の講義なんかやろうとしたら、数日間はかかるから」と富岡氏は、自主映画制作について話し出した。
『バカのはこ船』(山下敦弘監督)を、助成金申請を勝ち抜いて製作した、数奇な製作談を語る。
「申請書も企画書なんてものも書いたことがなかったのですが、書いて、まあ通って…。幸運に幸運が重なり、資金は集まりました。スタッフは学生を使ったりもし…、大変でしたが、思い入れのある作品です。」最後は、山下敦弘監督が数年前のPlanetのワークショップで受講生と撮ったという作品を上映。
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