【2008年02月10日
】
映画祭旅日記 in 香港
1月18〜26日まで香港芸術センターで行われた、「INDI BLUE OsakaWeird Sonata(大阪怪奇歌)」に
私、神農と、「にくめハレルヤ!」の板倉善之監督、我がPLANE+1の富岡との3人で行って来ました!
実は、海外での上映も海外旅行も初めての私。何が起こるのやら…。
というわけで、上映会の模様と香港珍道中記をご紹介致します◎
1月24日(木) いよいよ到着?!と思いきや・・・。
香港国際空港に到着。
空港では今回の映画祭主催INDIBLUEのジョナサン(Jonathan HUNG)がお出迎え。バスにてコーズウェイベイ(銅鑼湾)へ。
が、バス1Fの荷物置き場に置いていた私の荷物だけが消失・・・。最悪。
間違って持って行かれてしまっただけで数時間後には戻ってきたのですが、災難でした。
少し香港の街を散歩後、ジョナサンの事務所、INDIBLUEへ。
マンションの一室にあるそこは、まるで、香港版PLANET+1。ワークショップなんかもしているそうです。
夕食後は映画鑑賞。杜琪峰の新作ラヴストーリーを拝観。しかし、疲れきっていたせいか、3人とも眠りへ。
鑑賞後は3人の断片的なストーリーをつなげて取り合えず満足。
その後、仕事帰りのヘンリー(INDIBLUE)とハーマン(「チケッツ」監督)に再会。2人はジョナサンと同じく、
2年前のアジアンミーティングで一度会って以来の再会でした。
1月25日(金) いよいよ上映会!
今日はサイワンホー(西湾河)に。目的地は『香港電影資料館』。
綺麗な建物の中にはギャラリー、資料室、上映室、フィルム倉庫、フィルム修復室があり、このビルひとつに何でもそろっているとういう印象。
上映は土日だけだったのですが、この時期は『奉旨打男人的女人』と題して、60年代の中国女スパイもの映画特集をしていました。
夕方、いよいよ香港芸術センター到着。今日は板倉監督の「にくめハレルヤ!」です。
お客さんは残念ながら、ちょっと少なめ。中には日本人らしい人も。客層はだいたいが仕事帰りなどに来る映画好き、
外国好きの方が多いそうで、学生などはほとんど来ないそうです。う〜ん、この現状は日本も同じですね。
上映後は監督の挨拶とQ&A。その感想からは皆さん、するどい観察眼で見ていたことが伺えました。
次はガン・シャオアル監督の「塵より出づる(Raised From Dust)」上映。これは去年のアジアン・ミーティング大阪でも上映された作品。
お客さんの数はどっと増え、客席はいっぱいに。この作品はキリスト教をテーマにしたものだったため、その関係の方が多く見ていたそうです。
Q&Aでは観客それぞれが自身のキリスト教に対する信念を述べ、時には反発しあったり、笑いが起こったりと、大変盛り上がっていました。
挙手なしで意見を言い合うなど、日本での上映会ではあまり見られない光景だったのでとてもうらやましく感じました。
上映終了後、遅い夕食。映画祭にいたメンバーに加え、アジアン・ミーティング大阪でゲストとして来ていたマギー・リーさんも合流。
日本にはないお勧め料理を満喫しました!
※写真左上は香港芸術センターと上映会場受付、客席の様子。
右上は舞台挨拶中の板倉善之監督とガン・シャオアル監督。右下は香港電影資料館。
香港電影資料館:香港映画のアーカイブです。2000年ぐらいから旧作の修復なども推進しており、キャセイ・オーガミゼーションの60年代のフィルムやもちろんショー・ブラザーズの旧作の修復も進めており、それらの作品はDVDとして発売されているのです。今回は香港のショーブラザーズ版の007特集をやってました。60年代に流行したサブ・ジャンルです。『ゴールドフンガー』じゃなくて『ゴールデン・ブッダ』とかそんなの。前回、香港国際映画祭の時はリー・ハンシャンの特集をしており、『武松/TIGER KIILEER』が傑作でしたな。リー・ハンシャンはキン・フーと友人でしたが、日本では大作の緩慢な作品しか公開されていないので60年代の武侠ものや黄梅調とよばれる中華ミュージカルはほとんど紹介されてないのが残念です。(T)
1月26日(土) モンコック(旺角)、上映最終日!
本日はワンチャイ(灣仔)からフェリーに乗って九龍半島へ。マギーさんかた教えてもらったオススメスポット、モンコック(旺角)へお出かけ。
ここは一番香港らいしいところだそうです。
フェリーの着いた所は「香港文化センター」前。ここは、昨年、香港映画祭が行われたところ。
その横には「アベニュー・オブ・スターズ」といって、中国の有名な映画監督や俳優の手形が所狭しとうまっていました。
モンコック(旺角)で買い物の後は上映開場へ。
で、今日は私の作品「バロック的狂躁曲」上映です。最終日ということで、昨日よりもお客さんは少し多め。
終了後は挨拶とともにQ&A。残念ながら、お客さんからはあまりダイレクトに意見を聞くことは出来ませんでしたが、思い出に残る一日でした。
最後は松井良彦監督「追悼のざわめき」上映。お客さんの数はさらに増えていました。過激なテーマと描写の作品ですが、
途中退場の方はほとんどなく、終了後は質問もかなり飛び交うなど、興味を示されていました。
その後、セントラル(中環)にて夕食。ここは映画「恋する惑星」のロケ地だったそうです。今では少なくなってしまった昔の香港が残る街並みです。
※写真上段はスター・アベニューで。ジミー・ウォングとボス富岡。監督中の板倉さんと香港でも映写中の私…。
そう香港映画のマキノ肖三にあたる黎民偉(1892-1953)から最新のスターまで香港の重要な映画人の手形のある歩道です。もちろんキン・フーのもありましたが手形はなかったのは残念。写真は『片腕ドラゴン』ジミー・ウォングの手形です。右側の帆船と写っている銅像はもちろんブルース・リーですよ(T)
右下は食事中の皆様。左から私、ガン・シャオアル監督の生徒さん、ガン・シャオアル監督、ヘンリー、ジョナサン、板倉監督。
1月27日(日) さよなら香港。のはずが・・・。
とうとう香港とお別れの日。荷物の一件以来、何も問題なく過ごせていたのに、最後の最後で他のお二人とはぐれてしまった私。
なんとか、空港で会うという連絡を受けることが出来たので、一安心。というわけで、飛行機までの時間、ひとり、ぶらぶらしていました。
そうです。私と板倉は二人で香港駅まで行って、すばらしくそろったDVDショップでDVDをあさってました。私はロアン・リンユイなど30年代の上海映画のDVDを買い、板倉くんはファスビンダーの『不安と魂』を買ったのです。(T)
結局、初日から今日まで、他の方には迷惑ばかりかけてしまった香港旅行となってしまいましたが、それも含めてよい思い出です。
皆様、お騒がせ致しました!
by Satoe Kamino
『大阪怪奇歌 Osaka Weird Sonata』2008.1.18---26 at 香港芸術センター
上映作品
『追悼のざわめき』監督:松井良彦
『Look of Love』監督:植岡喜晴
『NN891102』監督:柴田剛
『モスリン橋の袂に潜む』監督:羽野惕
『赤い束縛』監督:唐津正樹
『ひかりのくに』監督:児玉和土
『バロック的狂躁曲』監督:神農了愛
『にくめハレルヤ!』監督:板倉善之
ホームページ
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