【2009年09月27日
から
10月11日(日)
まで
】
『リバティ・バランスを射った男』The Man Who Shot Liberty Valance 1962//U.S.A./123分/白黒
| 監督 | ジョン・フォード |
| 脚本 | ジェームズ・W・ベラ、ウィリス・ゴールドベック |
| 撮影 | ウィリアム・H・クローシア |
| 出演 | ジョン・ウェイン(トム・ドニファン)、ジェームス・スチュアート(ランサム・ストッタード)
リー・マーヴィン(リバティ・バランス)、ヴェラ・マイルズ(ハリー) エドモンド・オブライエン(ダットン・ピーボディ)、ウディ・ストロード(ポンペイ) アンディ・デヴァイン(リンク・アップルヤード)、ジョン・キャラダイン(スターバックル) |
西部の小さな町シンボーンに著名な議員夫妻が降り立った。議員の目的はある無名の西部の男の葬式だった
記者たちはこの町の過去を議員から聞く…
昔々、若かりし青年だったランスは「若者よ西部を目指せ!」の言葉に感化されてシンボーンにやってきたのだが、
町は悪党リバティ・バランスがのさばっていた。
ランスは法を盾にリバティ・バランスを逮捕しようとするが、臆病な保安官リンクは怖がって逃げるばかり、
唯一頼りになるのはトム・ドニファンというカウボーイだったが、トムは武力でしか町は守れないという考えだったため、
ランスはトムとも対立する。その対立には食堂の娘ハリーの存在も影響していた。
やがてランスは町の新聞記者ピーボディと協力し、公正な選挙で市民社会を守ろうとするが、
リバティ・バランスが北部の牧場主たちの用心棒であったため事態は深刻になってゆく…。
法と暴力をテーマにした末期の傑作西部劇!で久々の白黒作品。
これがフォード最後の白黒映画となった
ジョン・ウェインを主演にした最後の西部劇であり悪役のリバティ・バランスに起用したリー・マーヴィンとジョン・ウェインで
翌年には『ドノバン珊瑚礁』を撮ることになる。
脇役にも黒人俳優ウディ・ストロードそして30年代から起用しているアンディ・デヴァインにジョン・キャラダインが出演。
そしてリバティ・バランスの手下には60年代後半にはマカロニ・ウェスタンの顔となるリー・ヴァン・クリーフと
ペキンパー作品や70年代西部劇の脇役で知られるようになるストローサー・マーティンも顔を見せる。
内容は忘れられた西部男トム・ドニファンを議員となった老人のストッタードが回想する形式で、
背景には勢力を持った牧場主に移民してきた市民たちが選挙によって民主主義を実現するという
アメリカの建国の歴史もあり、殺された悪党のリバティ・バランスとはリバティ=自由のバランスを
狂わせる存在ということになる。
フォード自身はこの作品のストーリーが気に入ったと後のインタビューでは答えている。
また、昨年公開されてヒットした『ダークナイト』はこの作品をベースにしたリメイクだと言えるだろう。
(上映:16mmプリント/スタンダードサイズ版・日本語字幕投影)
上映時間は別ページ「映画監督ジョン・フォード」をご覧下さい
ホームページ
http://www.youtube.com/watch?v=sF62Si0NYDw&feature=related