【2008年06月08日
】
VJパフォーマンス in PLANET+1
今日はドイツの映像クリエイター、マックス・ハトラーとロバート・ザイデルが来場した
5/24.25の報告をします。彼らの紹介、および作品の内容は省いておもにライヴ
パフォーマンスについてレポりたいと思います。
彼らが来場した初日24日は上映作品についてのプレゼンテーションがありました。
着想から作品ごとのモチベーションまで、全作品解説する丁寧っぷりに観客もたじたじ。
質問がひとつも出ないまで語り尽くされたプレゼンを終え、
その後彼らは、日本の文化に感化されるべく、当館支配人オススメのお好み焼き屋へ繰り
出すのでした(←お好み焼屋はプラネットから徒歩1分、詳しくはプラネットスタッフまで)
翌日25日、自らの作品がプリントされたTシャツをまとって来館したマックスは、
元気よく「ハロー!」とやる気を表明。ロバートはシャイさが前面に出て「ハロー↓」
ってな具合(ロバートだってやる気がないなんてことはもちろん無く、彼は胸のうちに
ホットネストな闘志を滾らせてるタイプの人間だと僕は直感した)
キックの重低音から映像が滲み出る。クラブでのVJパフォーマンス(爆音によってもたら
される空気振動での身体的映像インスピレーション、要するにノリ)とは違い、今回彼ら
の見せたパフォーマンスは当然上映形態を意識した内容だった。モチーフとして使われて
いたソースでしばしば見られたのが実写の動物。それも自然界に在来的に生息する野生の
動物たち。モジュレータ(音楽の周波数入力によって映像に変化を与えるVJソフト)に
よりビートに合わせて動物たちはプログラミングされた記号の世界へモーフィングして
いく。人間の手(文明→現代でのその一つがデジタル技術)によって浸食されていく動
物たちの世界は今どこへ向かうのか。波打つデジタルイメージは音によってゆれ動く。
と、モーフィングを続けていた映像がカットで切り替わる。画面一杯に映し出されたのは
大きな目(おそらく猛禽類の何か)。それは観客を凝視する。目を離さない。が、やはり
デジタルに浸食されていく。前日のトークでマックスが言った言葉が思い出される。
「デジタル技術が進んだ状況での制作活動において、僕はコンセプトのあるイメージから
作品を作り続けたい」(正確な引用ではなくあくまで僕が都合のいいように解釈した「」
書き)彼らは、世界の動き、そしてデジタル技術、現代、さらに映像感覚(クリエイティブ
性)を猛禽類の鋭い眼差しで捉える。
彼らのパフォーマンスはその後約45分続いた。もちろん上記の動物のくだりはパフォー
マンスの一部分。ほかにもいくつものソースからいくつものイメージが生み出された。
パフォーマンス後、イメージフォーラムで彼らの作品を見て足を運んだお客さんが直接
コミュニケーションする場面もちらほら見えた。ちなみに、マックスの着ていたTシャツは
日本でもビームスで売ってるらしいです。
スタッフ 松田