【2010年03月06日
から
3月11日(木)
まで
】
ハワード・ホークスの喜劇と人間
1920年代から70年代までアメリカ映画のあらゆるジャンルを網羅して娯楽映画の傑作を送り出したハワード・ホークス監督の傑作喜劇<スクリューボール・コメディ>を中心にプログラム。目玉はフィルムではここ数年見るチャンスの無かった『特急二十世紀』と『大自然の凱歌』とくに後者のプリントは良質で白黒コントラスト抜群です。また『ヒズ・ガール・フライデー』も新訳の別プリント!!(全作品16mmプリント/字幕投射)
『特急二十世紀』Twentieth Century 1934/U.S.A./92分
| 監督 | ハワード・ホークス |
| 原作 | チャールズ・B・ミルホランド |
| 脚本 | チャールズ・マッカーサー、ベン・ヘクト |
| 出演 | ジョン・バリモア、キャロル・ロンバード
|
演劇界の天才プロデューサー、ジャフィ(バリモア)は、街でスカウトした素人女優リリー(ロンバード)を自分の舞台に起用する。これを機に彼女はスターダムにのし上がり、二人は愛し合うが、やがてついてゆけなくなったリリーは彼のもとを去る。数年後、特急二十世紀号の車内で偶然二人は再会するが…。
ホークスがトーキーによる台詞の掛け合いを最大に生かした喜劇に最初に挑戦した舞台劇の映画化。ルビッチの『生きるべきか死すべきか』でも魅力を放つブロンド美人のコメディエンヌ、ロンバードの魅力が初めて開花したことでも知られるまさに“スクリューボール・コメディ”の原点と言える作品。
『大自然の凱歌』Come and Get It 1936/U.S.A./99分
| 監督 | ハワード・ホークス/ウィリアム・ワイラー |
| 原作 | エドナ・ファーバー |
| 脚本 | ジュールス・ファースマン、ジェーン・マーフィン |
| 撮影 | グレッグ・トーランド、ルドルフ・マテ |
| 出演 | エドワード・アーノルド、フランセス・ファーマー、ジョエル・マクリー、ウォルター・ブレナン
|
雪深いカナダ国境近くの木材伐採場。孤児バーニイー少年製紙工場の事務所で働く。それから20年の歳月が流れバーニーは親友スワンとマタ材木伐出しを監督するため、懐かしい元の伐採場に帰って来た。伐出が無事に終わった祝いに、彼はスワンと一緒にある酒場へ行ったが。そこの美しい歌姫ロッタにで会い…。
エドナ・ファーバー原作のアメリカ開拓のドラマで前半を撮り終えてホークスが製作者のゴールドウィンと決裂して降板、ちょうど『孔雀夫人』が成功したばかりのワイラーが後半を演出して完成された。運命の女優フランセス・ファーマーの主演、老け役でしられるブレナンの若い演技も珍しい。撮影が名手トーランド。良質な16mmプリントは圧巻。
『ヒズ・ガール・フライデー』His Girl Friday 1940/U.S.A./93分
| 監督 | ハワード・ホークス |
| 原作戯曲 | ベン・ヘクト、チャールズ・マッカーサー |
| 脚本 | チャールズ・レデラー |
| 撮影 | ジョセフ・ウォーカー |
| 出演 | ケーリー・グラント、ロザリンド・ラッセル
|
モーニング・ポスト紙の慇懃無礼な編集者ウォルター・バーンズ(グラント)は、元妻にして元花形記者’ヒルディ’・ジョンソン(ロザリンド・ラッセル)は、穏やかな保険屋ブルース(ラルフ・ベラミー)と結婚して平凡な妻として静かに暮らそうとしていた。しかし、バーンズには考えがあった。彼はヒルディをそそのかして、殺人事件の容疑者アール・ウィリアムス(ジョン・カーレン)の処刑が近いことを記事にするように仕向け…。
迷優グラントを得て『赤ちゃん教育』(39)に続いて監督。こちらもヘクト=マッカーサーコンビの戯曲でマイルストン監督がが先に『犯罪都市』として映画化したものをリメイク。原作では男二人の話しを男女の物語に脚色しグラントとロザリンド・ラッッセルが激しく掛け合う。映画史上もっとも台詞の多い作品だ! これまで上映したプリントとは別に入手したプリントで上映。
『僕は戦争花嫁』I Was A Male War Bride 1949/U.S.A./105分
| 監督 | ハワード・ホークス |
| 原作 | アンリ・ロシャール |
| 脚本 | チャールズ・レデラー |
| 撮影 | ノーバート・ブロダイン、オブモンド・ボロダイル |
| 出演 | ケーリー・グラント、アン・シェリダン
|
西ドイツのアメリカ占領地区でフランスの物資購入委員をしているプレイボーイのロシャール大尉(グランド)は、指名手配のドイツ人を逮捕するために、通訳に配属されたアメリカ軍の婦人士官ゲーツ中尉(アン・シャリダン)と仕事をすることになるがこの二人の相性は…
『ヒズ・ガール・フライデー』の後10年間ホークスは西部劇『赤い河』や探偵映画『三つ数えろ』『脱出』などボギーとバコールのコンビを売り出したが久々に喜劇に挑戦したのが本作!
『遊星よりの物体X』The Thing from Outerspace 1951/U.S.A./87分
| 製作 | ハワード・ホークス |
| 監督 | クリスチャン・ナイビー |
| 原作 | ジョン・W・キャンベル・Jr |
| 脚本 | チャールズ・レデラー |
| 撮影 | ラッセル・ハーラン |
| 音楽 | ディミトリ・ティオムキン |
| 出演 | ケネス・トビー、マーガレット・シェリダン
|
アラスカの科学研究所は、謎の飛行物体が落下し磁力計が狂っていることを発見する。司令部から到着したヘンドリー大尉は、キャリントン博士から報告を受け、落下地点に向かい、一部分を除き氷に埋もれた円盤を発見する。またヘンドリーは博士の助手であるかつての恋人ニッキとも再会したが…。
ホークスが興した制作会社ウィンチェスター・プロの第2作。監督はホークス作品の編集を担当してきたナイビーだが、SFアクションなのに脚本はコメディが得意なレデラー。モンスター退治の話しと並行して、主人公の軍人と科学者の助手の結婚までのスクリューボール・コメディでもある。マーガレット・シェリダンはホークスが見いだし『赤い河』に使いたかった女優。
スケジュール
|
13:00〜 |
15:00〜 |
17:00〜 |
19:00〜 |
21:00〜 |
| 3/6(土) |
大自然の凱歌 |
遊星からの物体X |
僕は戦争花嫁 |
特急二十世紀 |
ヒズ・ガール・フライデー |
| 3/7(日) |
特急二十世紀 |
大自然の凱歌 |
ヒズ・ガール・フライデー |
遊星からの物体X |
- |
| 3/8(月) |
- |
- |
- |
ヒズ・ガール・フライデー |
特急二十世紀 |
| 3/9(火) |
- |
- |
- |
大自然の凱歌 |
僕は戦争花嫁 |
| 3/10(水) |
- |
- |
- |
特急二十世紀 |
大自然の凱歌 |
| 3/11(木) |
- |
- |
- |
僕は戦争花嫁 |
ヒズ・ガール・フライデー |