懐かしの家庭・性・教育映画特集

【2008年09月06日 から 9月12日(金) まで 】

懐かしの家庭・性・教育映画特集〜昭和の女子、男子〜

映画が教育目的で作られ、学校や公民館などで上映された昭和30年代40年代。 健全な大人と子供の健康ために、あるいは昭和の平穏な社会に暮らす一般常識を知らせるために、時にはは社会に潜む悪から身を守るために製作された「教育映画」。昔学校で見せられたことがありますよね。常識も大きく変化した今、なんとも不思議で面白い!これが「性教育」? これが社会の病? これが病気? 赤痢や結核などもはや珍しい病気や1951年に禁止された薬物ヒロポンの危険。のどかだが日常に危険がいっぱいの日本の健全とは何だったのか?











Aプロ【社会悪・不良を撲滅】(60min)

戦後流行したヒロポン(覚醒剤)は最初は合法であったが、この特集では60-70年代に流行したシンナー遊びまで戦後日本のドラッグの歴史としても見る事が出来る。

「ヒロポンは悪魔だ!」1951/Japan/30min/BW
監督・脚本:竹島豊
企画;寺西武 速水逸良
出演:伊豆五朗、算田浩一、熊谷冨夫

学生がヒロポンに心身ともに侵されていく…アンチ・ドラッグ映画。監督はプロレス映画などを撮っていた竹島豊。

「ゆがんだ青春〜シンナーの恐怖」1975/30min/color
演出:大島善助
脚本:村越一哲
出演:木下清、原知佐子、根上淳

1967年ごろから青少年の間にシンナー遊びとして流行して社会問題化。入試に励むまじめな高校生がシンナー中毒に…。監督は東映教育映画部出身の大島善助。原知佐子の母に根上淳の父、主演は70年代の青春映画やNHK少年ドラマ「タイム・トラベラー」などで活躍した木下清が出演。

Bプロ【男子の性教育】(49min)

小学校高学年から中学校にかけての男子。60年代から70年代にこの年代だった男子は見せられた性教育映画がこれらの作品。40代のあなたは見た事があるかも、20代のあなたのお父さんの世代はこれが性教育だったのです。

「子どもの性の疑問に答える」1965/29min/BW
演出:西原孝
脚本:高木昭夫
出演: 阿部寿美子 内田潔 竹中通恵 押火淳

少年の性の疑問に答え、正しい感性の養い方を説明! 戦前は時代劇の監督だった西原孝が演出。主演の 阿部寿美子は俳優座養成所(第1期生)で50年代新東宝で活躍し清水宏の『次郎物語』にも出演した。

「思春期における男子の生理」1970/20min/BW
演出・脚本:大西竹二郎
撮影 : 川屋俊昭

思春期の身体的、精神的性徴について解説、性器の発達、夢精や自慰等について適切に指導!!。

Cプロ【女性の性と出産】(45min)

戦後・昭和女性の生き方。母と子供たちを守るために、その教育のために製作された映画。そして女子だけが別室で見せられた映画がこれらの女性のための教育映画。昭和の男子は大騒ぎ!何を見たのか興味津々。

「母子手帖」 1950/20min/BW
演出:西尾佳雄

1947年に児童福祉法が施行され、厚生省が「母子手帖」を配布。 出産までの道のり!家庭分娩が一般的だった家庭の描写を交えつつ妊娠から出産、そして子育てまで対処をわかりやすく解説していく。

「母、その愛」1966/25min/BW
脚本・演出 : 酒井修
撮影 : 福井久彦

思春期の少女と母親。農村を舞台に初潮をむかえる少女の悩みや苦しみを励ます母・娘の愛の姿。監督の酒井修は「ニホンザル」などの文化映画が知られている。

Dプロ【社会と生活の科学】(45min)

男が外で働き、女性は家庭を守る! そんな時代は戦後大きく変化する。女性の労働者が増え、二人で努力して家を建てましょう。というのが夢。「ともかせぎ」という言葉は貧乏だからではない。高度成長期をむかえる日本!生活も大きく変化しるのだ! 原子力エネルギーは生活を変えるのか!?

「ともかせぎ二年目」195?/25min/BW
監督:宮川孝至
脚本:若杉光夫
出演:庄司永健 入江杏子 高田敏江

1947年に児童福祉法が施行され、厚生省が「母子手帖」を配布。 出産までの道のり!家庭分娩が一般的だった家庭の描写を交えつつ妊娠から出産、そして子育てまで対処をわかりやす50年代末。女性の社会進出がまだ風当たりの強い時代に、子供が出来るまでは『共稼ぎ」支えあう夫婦。加藤泰、熊井啓の助監督も経験し後にプロデューサーとなった宮川孝至の珍しい監督作。脚本は劇団民藝演出部から監督にもなり香港のショーブラザーズでも監督した若杉光夫。

「放射能と私たちの生活」1962/20min/BW

戦後の第五福竜丸の被爆、一方で原子力ブーム!キューバ危機! 放射能とは何か!平和とは?

Eプロ【日常の病理と科学】(45min)

50~60年代、死亡率の高かった病気は結核や赤痢など、細菌によるものが多かった。つまりはまだまだ衛生がいきとどいていなかったのだが、これらは病気の原因究明と予防のために日常の衛生を教育。

「恐ろしい赤痢」1962/15min/BW
演出・脚本: 米内義人
撮影:山本博司

赤痢菌は1897年に日本で赤痢が大流行したときに医学者志賀潔により発見された。その為、学名Shigellaと呼ばれる。戦後、昭和20年代から30年代にかけて衛生の悪質さから再び流行した赤痢。顕微鏡映像などを交え、ながら赤痢菌とその感染経路、またその症状を描き、予防を促進!写真は赤痢菌の犯され爛れた腸。

「ミクロの世界〜結核菌を追って〜」1958/30min/color
演出:大沼鉄郎・杉山正美
撮影:小林米作

電子顕微鏡を用い、結核菌によって細胞が侵食される様子がほぼ全編にわたって描かれる科学映画の傑作!日本科学映画の金字塔
1958年ヴェニス記録映画祭最高科学映画賞
1960年ブラッセル大学国際医学映画祭グランプリ


Fプロ【【ヌードと下着と音楽】(52min)

生活の中の“性”教育は時には商品としての性にも簡単に変容する。新たに発掘した「煉獄に咲く花」を加えて、ダブルミーニングな商業・教育映画。真面目かエロか!

「煉獄に咲く花」1953/38min(35mm)/BW
演出:石山稔
脚本:山田良平
音楽:浦上鐘一
出演:鈴木暁子、原惠子、久世まゆみ、大倉節美、三船あき子、畑三千代

女性議員も推薦!漁村娘が東京で娼婦に転落!売春暴露。ピンク劇場では『赤線地帯』の題でも公開された劇映画。東京国立美術館フィルムセンターの「発掘された映画たち2008」で4月に上映されたばりかりのプラネット映画資料図書館発掘のニュープリント版を関西初上映。
 「女体放射能」は本作に差替えました。

「女は下着で作られる」1958/37min/BW/Wide
演出:鴨居羊子、千明茂雄
音楽:飯島一夫
美術:長野正親
出演:奈良あけみ、小浜奈々子、奈良香織、ジプシー・ローズ

下着の普及を目的に関西で活躍した下着デザイナー鴨居羊子のシュールなミュージカル。一世風靡した伝説のストリッパー・ジプシー・ローズの踊りも見れるが、東映でマキノ雅弘の『非常線』や勅使河原宏の『おとし穴』武智鉄二の『白日夢』にも出演する奈良あけみら当時ヌードを売りにしたナイスバディ女優出演!下着版の『赤い風船』? 

スケジュール

19:00〜 20:15〜 21:30〜
9/6(土) A B F
20:00〜 21:00〜
9/7(日) ----------- C D
19:30〜 20:45〜
9/8(月) ----------- E F
9/9(火) ----------- A B
9/10(水) ----------- C D
9/11(木) ----------- E F
9/12(金) ----------- A B
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